Leipzig Tourismus und Marketing GmbH

Augustusplatz 9, D-04109 Leipzig
 
Stand / Druckdatum: 07.12.2016

Gewandhaus zu Leipzig | Leipzig Tourismus und Marketing GmbH

 

 
 
 
 
 
 
 
 
   
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観光案内~ライプツィヒ発見    音楽    ゲヴァントハウス・コンサートホール
 

ゲヴァントハウス・コンサートホール
Gewandhaus zu Leipzig

ゲヴァントハウス・コンサートホールは、宮廷楽団に起源を持たない世界最古の市民階級オーケストラ、ゲヴァントハウス管弦楽団の本拠地です。楽団の結成は1743年まで遡り、フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、フランツ・コンヴィチュニー、現代のリッカルド・シャイー、アンドリス・ネルソンスまで、時代を代表する優れた音楽家たちが歴代の楽長(常任指揮者)を務めてきました。

アウグストゥス広場(Augustusplatz)に建つ現在の建物は日本ともゆかりの深い1996年までの楽長、クルト・マズアの尽力によって建設され、3代目の楽団ホールとして1981年に完成しました。1,900席を備えたヴィンヤード型の大ホール「グローサー・ザール(Großer Saal)」と498席の室内楽ホール「メンデルスゾーン・ザール(Mendelssohn-Saal)」を持ち、世界屈指の音楽の殿堂に相応しい優れた音響が楽団の名声を支えています。大ホールにはパイプ数6,638本の巨大なパイプオルガンがそびえ、その前面には250年以上の歴史に輝く楽団のモットー「RES SEVERA VERUM GAUDUM(真剣なることこそ真の喜び)」という誇りに満ちたラテン語の一文が掲げられています。

画家ジークハルト・ギレによるロビー天井画『命の歌声』はその面積714平方メートルで、現代美術の天井画としてヨーロッパ最大を誇ります。グスタフ・マーラーの楽曲『大地の歌』から着想を得たというこの作品は夕刻からライトアップされ、ガラス窓を通して広場に美しい彩りを添えています。ホール右隣にそびえる高さ142.5メートルのシティー・ビル(City-Hochhaus)はライプツィヒのランドマークのひとつで、屋上展望台へと足を運べば市街の眺めを楽しむことができます。またホール前にある1886年完成の噴水「メンデの泉(Mendebrunnen)」は、戦前の広場の華やかな面影を伝えています。

第一次世界大戦終結の年となった1918年の12月31日、市内のクリスタルパラスト演芸場(水晶宮)では来たる年の平和と自由を願う有志楽団・合唱団、当時のゲヴァントハウス楽長のアルトゥル・ニキシュ指揮によってベートーヴェン『交響曲第9番(第九)』が演奏されました。人類愛を歌う第4楽章「歓喜の歌」の原詩は、1785年に詩人フリードリヒ・シラーが当地滞在中に創作したものです(「シラー旧居」参照)。このコンサート以来、当地で始まり日本にも伝わってゆく「年末の第九」はゲヴァントハウス管弦楽団の伝統となり、現在もその演奏を通してライプツィヒから全世界に向けて平和が呼びかけられています。
 
 
2代目コンサートホール(1900年頃)
※日本語でのホールの名称は多くの場合「ゲヴァントハウス」とだけ記載されるが、それでは何の施設か分からない場合があるため、当サイトでは便宜上「コンサートホール」を語尾につける。


所在地
Augustusplatz 8, 04109 Leipzig
(中心街)

最寄り停留所
► Augustusplatz(アウグストゥスプラッツ):路面電車4・7・8・10・11・12・14・15・
16号線

チケットセンター(Gewandhauskasse)
(正面扉には入らず、「Kasse ⇒」という矢印標示に従って進んだ右奥の翼棟)
月~金曜10:00~18:00
土曜10:00~14:00
※コンサート開催日は開演時刻まで

ゲヴァントハウス・ショップ(メインロビー内)
月~金曜10:00~18:00
土曜10:00~14:00
及びコンサート開演前

メインロビー開放時間
月~金曜10:00~18:00
土曜10:00~14:00
(コンサート等開催時・夏季休演期間を除く)
入場無料

見学ツアー
主に木・土曜の日中に不定期開催(要確認)
開催日時は公式サイト(下記)のスケジュールに「GEWANDHAUS-FÜHRUNG」と記載されている
見学料 5.50ユーロ
集合場所はチケットセンターのあるメンデルスゾーン・ロビー(Mendelssohn-Foyer)

コンサート等のスケジュールはお問合わせください
お問合わせ先
Tel.: +49 (0)341-1270-280
Fax: +49 (0)341-1270-222
http://www.gewandhaus.de
 
 
 
 
 
 

◆ライプツィヒ物知り事典2

ゲヴァントハウス管弦楽団
Gewandhausorchester

初代コンサートホール
楽団の歴史は、16人の音楽家によって1743年に発足した「大音楽会(Grosses Concert)」から始まった。これは王侯貴族のための宮廷楽団が主流であった時代に宮廷に附属しない市民階級による自主的なオーケストラが結成されると共に、ライプツィヒという経済都市の環境の下、今日でいうクラシック音楽の専門家や愛好家のために音楽催事を企画し、それに対して報酬を受け取るというコンサート企画業者が誕生したことを意味する。「ゲヴァントハウス」とは織物倉庫のことで、これは楽団最初のコンサートホール(現住所表記による所在地:Universitätsstraße 16, 04109 Leipzig)が織物倉庫・織物通商館を改装したものであったことに由来する。このホールは1781年にこけら落としが行なわれ、著名な芸術の舞台へと発展してゆく。ここでフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ、ロベルト・シューマン、ヨハネス・ブラームス、フランツ・リスト、ピョートル・チャイコフスキーをはじめ、数多くの作曲家の作品が扱われた。一定の料金を払えば誰でも音楽を楽しめるという民主的・現代的な芸術環境が、ここにはいち早く確立されていたのだった。

この時代にヨハン・アダム・ヒラー、フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ、カール・ライネッケらが楽長(常任指揮者)を務めた。メンデルスゾーン時代の1840年には正式に市立楽団となり、これによってコンサート活動と同時に市内の歌劇場及び教会における伴奏を担当するという独自の形態が成立する。初代ゲヴァントハウス・コンサートホールでは、ベートーヴェン『ピアノ協奏曲第5番「皇帝」』、シューベルト『交響曲第8(9)番「ザ・グレート」』、シューマン『交響曲第1番「春」』、メンデルスゾーン『ヴァイオリン協奏曲 ホ短調』、ブラームス『ドイツ・レクイエム(全曲)』『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調』といった現在スタンダードと呼ばれる名作が初演された。その指揮者譜面台の前には他にもヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、カール・マリア・フォン・ウェーバー、ヨハン・シュトラウス(父)、エクトル・ベルリオーズ、リヒャルト・ワーグナー、ハンス・フォン・ビューロー、エドヴァルド・グリーグといったそうそうたる面々が立った(現存するこの譜面台は、旧市庁舎内のライプツィヒ市歴史博物館に展示されている)。
 
 
そして1884年には中心街の程近くに新ホール(現住所表記による所在地:Beethovenstraße 15, 04107 Leipzig)が完成し、アルトゥル・ニキシュ、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ブルーノ・ワルターといった楽長による黄金期を迎える。優れた音響によって様々な音楽ホールの手本となったこの建物は第二次世界大戦の爆撃によって炎上し、後に東ドイツ政府によって無残にも爆破解体された。楽団はライプツィヒ動物園会議場(Kongreßhalle am Zoo)を仮の演奏場とすることを余儀なくされるが、楽長フランツ・コンヴィチュニーらによってその矜持と名声は守り抜かれた。後の楽長クルト・マズアの尽力によってようやく新たな本拠を得たのは1981年のことだ。現ホールでの楽長もマズア以降、ヘルベルト・ブロムシュテット、リッカルド・シャイー、アンドリス・ネルソンスと現代を代表する名指揮者が名を連ねる。

創設時の伝統を受け継ぎ、ここで行われる楽団のメインの演奏会は今でも「大音楽会(Grosses Concert)」という。「真剣なることこそ真の喜び」というローマの哲人ルキウス・アンナエウス・セネカの言葉も座右として大切に守られている。そして開演を告げるチャイムには、前述のシューマン『交響曲第1番「春」』の冒頭部分が用いられている。楽団はゲヴァントハウス・コンサートホールにおけるプログラム以外にも世界各地へコンサートツアーを行うほか、ライプツィヒ歌劇場では全演目の音楽を担当し、トーマス教会では毎週トーマス教会少年合唱団の公演を伴奏する。また現在のホールは伝統ある楽団の演奏の場としてだけでなくレイブやインディー・ロックといった新しい分野にも常に開かれており、2003年には日本以外で初となるゲーム音楽コンサートの舞台ともなった。公共施設としてもシンポジウムや展覧会に至るまで、多面的な文化・芸術空間として利用されている。